王位戦

7.21水-22木 王位戦 第3局 藤井聡太王位 豊島将之竜王 〇藤井王位 2-1とリード

評価値速報 7.21水-22木 9時
王位戦 7番勝負 第3局

 王位戦 7番勝負 第3局、藤井聡太王位と豊島将之竜王の対戦です。第2局は素晴らしい将棋でした。角換わり・相早繰り銀という珍しい戦型でしたが、1日目終了近く、藤井王位の筋違い角に対し、豊島竜王は中央銀出で対抗します。これが功を奏し、2日目は開始から豊島竜王がリードを握り続けます。苦しくなった藤井王位ですが、相手の攻め駒を攻めることで局面複雑化し、粘り続けます。2時間以上残り時間が長かった豊島竜王ですが、難解将棋で終盤に入ったことで、残り時間の差がどんどん縮まります。そして、お互い残り30分を切った難解将棋の終盤、すなわち「藤井ゾーン」で、長く続いた豊島竜王リードが逆転し、初めて藤井王位がリードを掴みます。最後は難解局面をしっかり寄せ切った藤井王位が勝ちました。この将棋、両棋士の特徴がハッキリでたように思います。
・序中盤の構想力でリードする豊島竜王
 ストーリーを描き出す、書く力の豊島竜王
・「藤井ゾーン」で逆転する藤井王位
 難解局面を即座に解読、読む力の藤井王位
 このような素晴らしい将棋が見られるのは、両棋士の日頃の精進の賜物だと思います。感謝を申し上げるとともに、今後も末永く、こうした将棋を見せていただけることを願います。さて、1-1で迎える第3局、どうなるでしょうか。
 藤井王位が勝って、2-1とリードしました。角換わりで始まった本局は、藤井王位が1日目の午前中から4筋で仕掛けます。豊島竜王も飛車を対向させて応戦し、4筋の攻防が本局の命運を決めそうな流れで、互角のまま1日目が終わります。2日目は開始早々に強烈な心理戦。藤井王位は、中央攻略したい豊島竜王にチャンスをあげたフリから、すれ違いで豊島陣を崩し始めます。ここでチャンスを掴んだ藤井王位は午後からリードを築きます。豊島竜王も粘って寄せ合いに持ち込みますが、藤井王位が冷静に押しきりました。

王位戦 7番勝負
藤井聡太
王位
豊島将之
竜王
第1局
6.29火
-30水
相掛かり 104手
序盤中盤の構想力で
リードした竜王が
圧勝
愛知県
名古屋市
名古屋能楽堂
第2局
7.13火
-14水
角換わり 102手
竜王リードを耐えて
藤井ゾーンに持ち
込んだ王位が逆転勝ち
北海道
旭川市
花月会館
第3局
7.21水
-22木
角換わり 117手
勝負術でチャンスを
掴んだ藤井王位が
確実に押しきる
兵庫県
神戸市
中の坊瑞苑
第4局
8.18水
-19木
相掛かり 140手
反撃を許さない
圧倒的終盤力で
藤井王位の勝ち
変更
大阪市
関西会館
第5局
8.24火
-25水
相掛かり 77手
ワンチャンスを
盤石勝ちに持って行く
徳島県
徳島市
渭水苑
第6局
9.6月
-7火
神奈川県
秦野市
元湯 陣屋
第7局
9.28火
-29水
神奈川県
秦野市
元湯 陣屋
先手後手

王位戦 7番勝負は、
・2日制 持ち時間 8時間
・開始:9時
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手

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先手▲藤井王位 後手△豊島竜王
互角<有利<優勢<勝勢<勝筋 詰xx手

後手▽豊島竜王 ▲117手 先手▲藤井王位

藤井王位、おめでとうございます。
豊島竜王、お疲れ様でした。
投了 18:40
▲117手 ▲勝勢 +4633 飛出 残0:33
△116手 ▲勝勢 +5836 桂打
▲115手 ▲勝勢 +4593 玉逃

後手▽豊島竜王 △114手 先手▲藤井王位

 寄せ合い
△114手 ▲勝勢 +4898 角打 残0:02
▲113手 ▲勝勢 +3781 銀出 残0:35
△112手 ▲勝勢 +4588 同銀
▲111手 ▲勝勢 +3936 角補充
△110手 ▲勝勢 +4393 歩成
▲109手 ▲勝勢 +3506 同銀 残0:36
△108手 ▲勝勢 +3475 金叩 26分/残0:03

 勝負のアヤを求めて、
 しっかり読みを入れる豊島竜王
▲107手 ▲勝勢 +2888 金打 残0:38
△106手 ▲勝勢 +3161 同玉
▲105手 ▲勝勢 +2841 と寄 残0:39
△104手 ▲勝勢 +3030 6筋 残0:29
▲103手 ▲勝勢 +2011 同金 残0:42
△102手 ▲勝勢 +1731 歩成 残0:30
▲101手 ▲勝勢 +1690 歩成 残0:53

 寄せ合いに命運を託す豊島竜王
△100手 ▲勝勢 +1641 8筋 26分/残0:31

 虎の子1歩で攻める藤井王位
 歩で受けられないのがつらい豊島竜王
▲ 99手 ▲優勢 +882 4筋垂れ歩 残0:58

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後手▽豊島竜王 △ 98手 先手▲藤井王位

 寄せに入ろうとする藤井王位
 何とか押し戻したい豊島竜王
△ 98手 ▲優勢 +876 飛出 31分/残0:57
▲ 97手 ▲優勢 +987 成銀寄 残1:02
△ 96手 ▲優勢 +884 銀引 残1:28
▲ 95手 ▲優勢 +862 待ち銀 残1:13

 何とか粘りたい豊島竜王。
 2筋に飛車を転じて活路を探る。
△ 94手 ▲優勢 +848 飛2筋
▲ 93手 ▲有利 +465 金補充
△ 92手 ▲有利 +530 玉逃
▲ 91手 ▲有利 +574 銀打 残1:26
△ 90手 ▲有利 +515 同金
▲ 89手 ▲有利 +523 金叩 残1:29
△ 88手 ▲有利 +520 金避
▲ 87手 ▲有利 +444 桂跳 残1:31
△ 86手 ▲有利 +624 早逃 59分/残1:32

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後手▽豊島竜王 ▲ 85手 先手▲藤井王位

 中央突破したい豊島竜王の構想を逆手に
 取って、豊島陣を崩しにかかる藤井王位
▲ 85手 ▲有利 +633 3筋
△ 84手 ▲有利 +622 同金
▲ 83手 ▲有利 +590 馬切  27分/残1:33

 概ね、AIの読み筋通りに。
△ 82手 ▲有利 +490 飛下段
▲ 81手 ▲有利 +344 桂打
△ 80手 ▲有利 +345 銀打
▲ 79手 ▲有利 +303 角成
△ 78手 ▲有利 +302 金寄 残2:31
▲ 77手 ▲有利 +303 角打 53分/残2:00

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後手▽豊島竜王 △ 76手 先手▲藤井王位

 4筋のねじり合い
 この後もし、藤井王位がリードしたならば、
 銀交換で釣られたフリをして、
 桂交換で逆に釣り上げるという高度な技を
 駆使したことになるのでしょうか。

 昼食休憩
△ 76手 _互角 +241 同歩
▲ 75手 _互角 +294 2筋 残2:53
△ 74手 _互角 +247 同飛
▲ 73手 _互角 +164 同桂 残3:05
△ 72手 _互角 +282 左桂跳 残2:40
▲ 71手 _互角 +140 入城 残3:25

 桂を上がってしまう豊島竜王。
 心理戦をやっているかのよう。
△ 70手 _互角 +204 左桂上 82分/残3:01

 桂の利きに歩打で相手飛車ブロック。
 もしかして、豊島桂上を誘っている?
▲ 69手 △有利 –576 歩打 残3:44

 豊島竜王の誘惑に乗って銀交換
 藤井王位の作戦は如何に?
△ 68手 △有利 –337 同銀
▲ 67手 △有利 –316 同銀 26分/残3:50

 銀出ではなく5四銀打で手厚くきました。
 中央制圧に賭ける強い意志でしょうか。
 もしかして、藤井王位は銀交換の
 誘惑に乗ってくるという豊島竜王の読み

△ 66手 _互角 +113 銀打 27分/残4:23
2日目

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後手▽豊島竜王 ▲ 65手 先手▲藤井王位

 豊島竜王が66手目を封じ手に。
 第1局・第2局は、封じ手で豊島竜王の
 構想リードが見えてきました。
 第3局では、どうでしょうか。
▲ 65手 _互角 –236 玉引 残4:16
△ 64手 _互角 –114 角引 残4:50
▲ 63手 _互角 –135 角叩 残4:18
△ 62手 _互角 +_17 角出
▲ 61手 _互角 +_55 銀引
△ 60手 _互角 +_12 銀叩 残5:38

 先に▲4五銀打の藤井王位。波乱の予感。
▲ 59手 _互角 +_18 銀打 残4:56

 AI読み筋では、同飛に △5五銀打や
 その後の ▲4五銀打などのパズル展開が
 示されています。
 第1局・第2局もそうでしたが、
 ここから封じ手までの間に形勢差が付く
 駆け引きになるかもしれません。
△ 58手 _互角 +_97 歩打 残6:52
▲ 57手 _互角 +_85 飛下段 残5:23
△ 56手 _互角 +131 角打 残6:56
▲ 55手 _互角 +123 飛下 残5:57

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後手▽豊島竜王 △ 54手 先手▲藤井王位

 本局も右サイドから左サイドまで
 ワイドな戦いになりそう
 昼食休憩
△ 54手 _互角 +_47 3筋
▲ 53手 _互角 +_94 銀出
△ 52手 _互角 +_80 銀上
▲ 51手 _互角 +_10 同飛
△ 50手 _互角 +_35 同銀
▲ 49手 _互角 +121 銀引
△ 48手 _互角 +_82 歩打

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後手▽豊島竜王 ▲ 47手 先手▲藤井王位

 豊島竜王が譲り合いに入った瞬間、
 4筋から仕掛ける藤井王位
▲ 47手 _互角 +_90 銀出
△ 46手 _互角 +_96 同銀
▲ 45手 _互角 +_91 飛叩
△ 44手 _互角 +_80 飛4筋
▲ 43手 _互角 +_48 同銀
△ 42手 _互角 +_28 同歩
▲ 41手 _互角 +_73 4筋突
△ 40手 _互角 +_70 玉左

 相手玉を睨む飛車ですが、
 構想なのか、譲り合いなのか?
▲ 39手 _互角 +_27 飛4筋

 譲り合いモードでしょうか?
△ 38手 _互角 +__1 玉引
▲ 37手 _互角 +_46 腰掛け銀
△ 36手 _互角 +__1
▲ 35手 _互角 +_44
△ 34手 _互角 +_63 腰掛け銀

 と言ったら、変えてきました。
 聞こえた?
▲ 33手 _互角 +_61 9筋位
△ 32手 _互角 +_93

 第2局に続いて第3局も角換わりに
 なりましたが、藤井王位は本局も
 マネッコ作戦です。
▲ 31手 _互角 +_60 飛下段
△ 30手 _互角 +_83 飛下段
▲ 29手 _互角 +_65
△ 28手 _互角 +_78 右桂上
▲ 27手 _互角 +_42 玉左
△ 26手 _互角 +_93
▲ 25手 _互角 +_72
△ 24手 _互角 +_72
▲ 23手 _互角 +_22 右桂上
△ 22手 _互角 +_67 玉左
▲ 21手 _互角 +_42
△ 20手 _互角 +_65
▲ 19手 _互角 +_51
△ 18手 _互角 +_42
▲ 17手 _互角 +_22
△ 16手 _互角 +_60
▲ 15手 _互角 +_18
△ 14手 _互角 +_32
▲ 13手 _互角 +_27
△ 12手 _互角 +_48
▲ 11手 _互角 +_37
△ 10手 _互角 +_47 角換わり
▲ 9手 _互角 +_37
△ 8手 _互角 +_25 角道
▲ 7手 _互角 +_35 角上
△ 6手 _互角 +_33
▲ 5手 _互角 +_26 角道
△ 4手 _互角 +_51 飛先
▲ 3手 _互角 +_26 飛先
△ 2手 _互角 +_58 飛先
▲ 1手 _互角 +_57 飛先

再び先後を交代して、藤井王位の先手。
ここまでの2局は後手の勝利。
羽生-豊島戦は後手勝率が高い。

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