形勢速報 8/24(水) 8/25(木) 9時~
王位戦 7番勝負 第4局、藤井聡太王位と豊島将之九段の対局です。第1局は先手の豊島九段が深い研究で完勝したので、同じく先手の第3局でも深い研究をぶつけてくるかと思いました。しかし豊島九段はそうせずに、角換わりから力戦調の激しい攻め合いへと進めました。豊島九段の局前インタビューの話と近い流れとなりました。しかしこの研究無しの読み対決では、地力に勝る藤井王位が優位に立って押し切りました。第1局以外は、豊島九段は深い研究をぶつけないと知った藤井王位、先手となるこの第4局では、藤井王位もあまり研究を持ち出さず、昨年のように自然体で指してくるでしょうか。ファンとしては第1局のような将棋をまた見たい気持ちがあります。しかし豊島九段は研究に頼らずに、読み対決で勝負したい気持ちが強いようです。であらば、がっぷり四つの力将棋を期待しています。
また、感染症となった豊島九段の回復と、万全な状態での対局をお祈りします。
藤井王位が勝って3-1とし、防衛に王手をかけました。4局連続で角換わりとなった本局は、先後同型から藤井王位が4筋攻撃を仕掛けます。未知の展開となるも、藤井王位・豊島九段ともに最善手を連発して互角のまま1日目を終わります。
2日目、封じ手で豊島九段が8筋強襲の勝負手を仕掛けます。冷静に対応した藤井王位は着実にリードを広げ、91手でAIも見逃していた攻撃手で勝負を決めました。
研究に頼らない勝負を挑んだ豊島九段ですが、力及びませんでした。藤井王位は強すぎます。が、豊島九段も諦めずに戦い続けてくれることを期待します。
王位戦 7番勝負は、
・2日制 持ち時間 8時間
・開始:9時
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
2日目
後手△豊島九段 先手▲藤井王位
公式棋譜並べ
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藤井王位、おめでとうございます
豊島九段、お疲れさまでした
△投了 17:48
95手 96% ▲玉左

94手 96% △3成
93手 95% ▲銀打
92手 95% △同玉 31/0:22
91手 95% ▲銀打 4/0:45
これはAIにも見えなかった攻撃手
89手で受けるか攻めるか悩んだのは、
この手が見えていたからでしょうか

90手 81% △同桂 2/0:53
89手 81% ▲銀成 36/0:49 AI:39歩打
36分悩んで受けずに攻撃
88手 88% △3垂
豊島九段の反撃
藤井王位はここを受け切れば
勝利を引き寄せられます
87手 87% ▲玉下
86手 88% △同角
85手 87% ▲同歩
84手 87% △3打
83手 87% ▲同歩
82手 87% △3成
81手 87% ▲桂支
80手 87% △香打 7/0:55
豊島九段の反撃
79手 82% ▲銀打 13/1:25
後手3筋攻撃の対策を読み切ったか、
手渡しとなる銀打
78手 83% △金引
豊島九段には、3筋への香打・角出があり
そのタイミングを計っているのでしょう。
77手 82% ▲金叩
76手 82% △同金
75手 83% ▲7成 35/1:38
74手 83% △同金 AI:同桂
△同桂なら△37歩成から△桂跳の反撃が
あったが、豊島九段は別路線を考えた模様
73手 78% ▲3成 4
72手 78% △香払 110/1:02 AI:22銀
香を取って勝負形を模索する豊島九段
71手 68% ▲3突 12/2:17
昼食休憩
藤井王位は勝負手を指すつもりは無くて、
最善手を指そうとしていると思います。
しかし結果から見ると67手が優位を固める
勝負手になっています。藤井王位は
natural born gambler でしょうか。
70手 68% △3叩
69手 68% ▲同歩 2
68手 68% △3突 18/2:52 AI:77歩打
藤井ゾーンに入ったでしょうか。
67手金寄が68手を誘ったように感じます。

67手 59% ▲金寄 4/2:31
一旦緩手と判断したAIが、考え直して
そう悪くはない模様。やはり難解局面。
66手 61% △飛成
65手 61% ▲7突 6/2:35
64手 60% △と寄 11/3:10
63手 61% ▲7突 48/2:41
意外と時間を使った藤井王位。
AI判断が揺れ始め難解局面に突入?
豊島九段の局面複雑化が成功?
62手 61% △と引 34/3:21
と金捨て・飛成り込みがあったのですが、
劣勢を感じた豊島九段が
局面複雑化に出たのでしょうか
61手 59% ▲銀引
60手 60% △8成 1
59手 60% ▲角打
58手 59% △同歩
57手 58% ▲同歩 66/3:29
思ったより早く指した藤井王位。
まさか昨日の読みに入っていた???
或いは66分で読み切った?
常識が通用しない藤井王位
56手 58% △銀打 31/3:56 AI:15歩
封じ手は、なんと飛先強襲!
読み外しの効果は抜群でしょう。
藤井王位が昨日一晩考えたことを
大半無駄にする破壊力がありそうです。
豊島九段は左側突破のチャンスが大きいの
ですが、藤井王位がしっかり読み直せたなら
より強い反撃を受ける恐れ。渾身の勝負手!
先手は受け手抜きで4筋反撃と言うAI。
自玉頭から攻めるという手を
藤井王位は選択するでしょうか。
本局一番の長考になるかもしれません。
一方の豊島九段は昨日一晩、
先手反撃対策を考えたはずなので
それが当たるかどうか。
1日目
後手△豊島九段 先手▲藤井王位
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▶56手を封じ手に
55手 52% ▲金上 60/4:35
43手から最善手継続中

54手 52% △角打 50/4:27
53手 52% ▲5位 27/5:35
52手 52% △金寄 46/5:17
51手 51% ▲玉右 74/6:02
この形を仕掛けたはずの藤井王位が長考で
右玉へ。この二人には、お互い未知の局面で
読み合い勝負をやろうという、
暗黙の合意がありそうです。それが、
この二人が将棋を指す目的でしょうか。
昼食休憩
50手 51% △4筋 24/6:03
中住まい中央決戦はやらないと思うので、
今後どういう形に組み換えて行くでしょうか
49手 52% ▲金寄 11/7:16
48手 52% △中住 19/6:27
47手 52% ▲同歩
46手 51% △同銀 4
45手 52% ▲銀引
44手 52% △銀直 40/6:50
豊島九段、記憶から見つけた模様
43手 52% ▲銀突 6/7:27
ここで仕掛けた藤井王位
AI最善手ですが、前例が見当たりません
中住まいなので自玉頭決戦になりかねない
周到な準備があるのでしょうか
それとも未知の局面への導線でしょうか

42手 51% △玉戻 2
3手かけて1周
41手 50% ▲中住 3
待機合戦に
40手 51% △玉引 1
39手 51% ▲玉下 1
先手も待機モード追従
38手 52% △中住 3
待機モード発動
37手 50% ▲腰掛銀 6/7:37
36手 50% △腰掛銀 1
35手 50% ▲6筋 1
34手 50% △飛下段 1
33手 50% ▲飛下段
32手 50% △金直 1
同型路線に乗った豊島九段
31手 50% ▲金直
30手 50% △右桂 6/7:39
先手作戦を感じつつも、
とりあえず同型の豊島九段
29手 50% ▲銀上 9/7:44
9分考えて先後同型に誘った藤井王位
端歩突き合い辺りから、構想があった?
28手 50% △7筋 2
27手 50% ▲右桂
26手 50% △玉左 1
25手 50% ▲4筋
相腰掛銀模様
24手 51% △銀上 2
23手 50% ▲玉左
22手 50% △矢倉銀
21手 51% ▲金上 1
20手 51% △6筋 3
先手早繰銀指向を腰掛銀指向で牽制
19手 50% ▲3筋 2
18手 51% △銀直 1
17手 51% ▲銀直 3
16手 51% △1筋 2
この二人が両端歩を突き合うのは
かなり珍しい模様
15手 51% ▲9筋 1
14手 51% △9筋 2
ここから今日の駆け引き
13手 51% ▲1筋
ここまでいつも通りの手順
12手 51% △銀上
11手 51% ▲同銀
10手 51% △角交換 2
角換わり
角交換前に席を外した豊島九段
9手 51% ▲銀上
8手 51% △角道
7手 51% ▲角上
6手 51% △金上
いいですね
5手 51% ▲角道
角換わりにしましょう
4手 51% △飛先
いつも通りの最初の4手
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます。
豊島九段が元気そうでなによりです。