棋聖戦

7/4(月) 棋聖戦 第3局 藤井聡太棋聖 永瀬拓矢王座 〇藤井棋聖 防衛に王手

速報ライブ 7/4(月) 9時

 棋聖戦 5番勝負 第3局、藤井聡太棋聖と永瀬拓矢王座の対局です。第2局は、永瀬王座が準備した作戦に乗って勝ちパターンを作りましたが、粘る藤井棋聖が作った勝負形に、最後にはまって負けました。これで1-1。永瀬王座は昨年の王将リーグでも後手で勝っているので、藤井棋聖相手の時は後手の方が指しやすいのでしょうか。これは藤井棋聖が、先手でも特定の作戦を持ち出すことが少なく、標準形で押してくるパターンが多い(永瀬王座にとって読みやすい)からかもしれません。いずれにしろ、勝った方が王手をかける第3局、永瀬王座が再び後手で始まります。
 藤井棋聖が勝って2-1とし、防衛に王手をかけました。角換わりで始まった本局は、練習将棋で指した経験があるのか、とても速いペースで進みます。その中でも藤井棋聖は積極的に仕掛けて左側攻防の形に誘導して行きます。昼食休憩前の藤井棋聖の73手で永瀬王座が長考に入り、これが藤井棋聖が準備した研究であることを窺わせます。休憩明けから藤井棋聖がペースを握りますが、永瀬王座も勝負形を作って寄せ合いへと突入します。永瀬王座は粘りましたが、時間に余裕のあった藤井棋聖は間違えることなく、確実に寄せ切りました。
 本局前まで今年度5勝3敗で、藤井棋聖にはかなりの危機感があったのでしょうか。今日は普段やらない、自分の研究を積極的にぶつける挑戦者の将棋で、消費時間も含めて主導権を取りました。藤井棋聖がこのスタイルを取ると、相手が勝つのは、いつもに増して困難かもしれません。

棋聖戦 5番勝負は、
・持ち時間 4時間
・開始:9時
・昼食休憩:12時-13時分
・終局見込み:19時辺り

後手△永瀬王座 先手▲藤井棋聖
 公式棋譜並べ
この下 勝率エリア 自動更新 終了

藤井棋聖、おめでとうございます
永瀬王座、お疲れ様でした
△投了 19:14
145手 ▲勝6手 ▲銀打

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

144手 ▲勝7手 △玉直
143手 ▲勝8手 ▲角打
142手 ▲勝9手 △同玉
141手 ▲勝10手 ▲金打
140手 ▲勝11手 △玉出
139手 ▲勝14手 ▲桂成
138手 ▲勝15手 △同玉
137手 ▲勝16手 ▲同桂成
136手 ▲勝17手 △同金
135手 ▲勝18手 ▲同歩成
134手 ▲勝19手 △同銀
 上着を着た永瀬王座
133手 ▲勝20手 銀打 0:12
132手 ▲勝21手 △角払 AI:86龍
 永瀬王座は覚悟を決めたのでしょうか
131手 96% ▲桂打 0:15
130手 95% △金寄
129手 94% ▲同玉
128手 93% △同銀
127手 94% ▲同銀
126手 93% △玉叩 0:01 AI:64金
 永瀬王座が1分将棋に
 と、入玉可能に
125手 92% ▲と引 0:17
124手 92% △同香
 AI読み筋は入玉阻止!悩む藤井棋聖

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

123手 92% ▲同金
122手 92% △桂打 0:02
121手 90% ▲金打
120手 89% △銀打
119手 88% ▲歩合 0:23
118手 87% △龍寄
117手 88% ▲同玉 3/0:24
116手 87% △玉叩 0:08 AI:93桂打
115手 82% ▲歩合
114手 83% △飛成
113手 82% ▲玉上
112手 80% △飛打
111手 79% ▲同歩
110手 77% △角飛交換 17/0:09
 永瀬王座が残り時間を使わされました
109手 75% ▲飛支
 先手玉が上に逃げる準備
108手 76% △角打
107手 76% ▲同玉 7/0:27
106手 75% △金突 2/0:26
 後手は角飛交換から飛打で先手玉を
 追えますが、先手は入玉チャンスに
105手 74% ▲玉上 3/0:34
104手 75% △金打 7/0:28 AI:87角打
103手 70% ▲3突 1
 寄せ合いへと突入するでしょうか
 先手優勢ですが、ちょっと間違えると
 すぐ追いつかれます。
 しかし間違えないのが藤井棋聖

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

102手 71% △玉引 4/0:35
101手 70% ▲3突
100手 72% △同飛 1
99手 71% ▲2成 4/0:38
98手 70% △玉上
97手 69% ▲同玉
96手 70% △桂成
95手 69% ▲金払 5/0:42
94手 69% △桂打
93手 69% ▲7打
92手 68% △金出
91手 67% ▲桂払
90手 67% △銀出 17/0:40
89手 67% ▲銀打 34/0:47
 41でなく、確実な方に銀打、退路封鎖は諦め
88手 70% △6打 5/0:57
 先手飛車突入阻止
87手 70% ▲飛6筋 17/1:21
 先手は角飛交換に持ち込めば、
 ▲21歩成で後手玉の退路を断てる。
 そこに先手飛車が突入できれば、、、、

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

86手 71% △飛3筋 5/1:02
85手 70% ▲角打 8/1:38
84手 70% △金出 17/1:07 AI:62金
 金が引かずに出たことで、
 先手の攻めが分かり易くなった?
83手 64% ▲桂打 3
82手 64% △同金 3
81手 64% ▲角銀交換 2
80手 67% △同銀 2
79手 67% ▲桂成 28/1:51
78手 67% △飛4筋 37/1:29
 永瀬王座は局面複雑化
77手 64% ▲8成 31/2:19
76手 63% △同銀 5/2:06
75手 63% ▲6成 41/2:50 AI:81歩成
 事態はそう単純でなく、技の掛け合い?
 永瀬王座は劣勢ながら、勝負できる形に?
74手 73% △左桂 84/2:11 AI:74金
 藤井棋聖の技が決まったのでしょうか
 左側制圧のチャンス
 39手玉左辺りからこういう流れを狙ってた?

 昼食休憩
 いつもの藤井棋聖は、相手の研究を受け止め
 る王者の将棋ですが、今日は自分の研究を
 ぶつける挑戦者の将棋を指しているようで。

73手 48% ▲2叩 10/3:31 AI:63角成
 ▲63角成から後手の84金をすかす手順が
 ありましたが、やらなかった藤井棋聖。
 不気味に思った永瀬王座が1時間超え長考。
 ここで二人の練習将棋から外れたでしょうか

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

72手 52% △金打
 ここまでの速いペースは二人の練習将棋で
 指したことがある手順でしょうか
71手 52% ▲同飛
70手 53% △角金交換
69手 52% ▲飛5筋
68手 52% △角打 1
67手 52% ▲同飛 7/3:41
66手 53% △飛叩 4/3:36
65手 52% ▲角打 4/3:48
64手 53% △金寄 8/3:40
 10時で既に64手目、本局初の8分考え
 何と速いペースでしょう。
63手 52% ▲7突
62手 51% △飛7筋
61手 52% ▲飛叩
60手 51% △8突 5
59手 51% ▲飛6筋 1
58手 51% △8継 1
57手 50% ▲同歩 1
 継歩請求、意図は?
 何かの流れに引き込もうとしてる?
56手 52% △飛先 4
55手 51% ▲6筋 1
 今日はとても積極的に仕掛ける藤井棋聖
 いつでも飛車が6筋に回れます。
 左から後手玉追いかければ右に壁金

後手△永瀬王座      先手▲藤井棋聖

54手 52% △同金
53手 50% ▲2叩 2
52手 51% △7突
51手 52% ▲同歩
50手 52% △6突
 反撃する永瀬王座。35分で50手と、
 かなり速い指し手ですが、練習将棋で
 指しているのでしょうか
49手 52% ▲飛下段
48手 51% △謝歩
47手 51% ▲同飛
46手 52% △同歩
45手 53% ▲飛先
44手 53% △銀上
43手 50% ▲桂跳 3
 先に仕掛けた藤井棋聖
42手 52% △玉戻
 待機モードの永瀬王座
41手 50% ▲入城
 第1局とハッキリ変えた藤井棋聖
 これが対策でしょうか
 後手の左辺攻略予防
40手 50% △中住
39手 50% ▲玉左
 ここで藤井棋聖が変えて来た?
38手 50% △腰掛銀
37手 50% ▲飛下段
36手 50% △金離
 第1局・決着局とよく似た展開
35手 50% ▲金直
34手 51% △飛下段
33手 51% ▲腰掛銀
32手 50% △右桂
31手 50% ▲銀上
30手 51% △金上
29手 50% ▲6筋
28手 50% △7筋
27手 50% ▲右桂
26手 50% △玉左 1
25手 50% ▲4筋
 相腰掛銀模様
24手 50% △9筋
23手 50% ▲9筋
22手 50% △銀直
21手 50% ▲玉左
20手 50% △6筋
 腰掛銀模様
19手 51% ▲金上
18手 51% △銀上 1
17手 50% ▲3筋
16手 51% △矢倉銀
15手 51% ▲銀直
14手 51% △1筋
13手 51% ▲1筋
12手 51% ▲銀上
11手 51% ▲同銀
10手 51% △角交換
 角換わり
9手 51% ▲銀上
8手 51% △角道
7手 51% ▲角上
6手 51% △金上
「いいですね」
5手 51% ▲角道
「今日は角換わりで」
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます。
さあ、注目の第3局、藤井棋聖の先手、
最初の4手・飛先突き合いの後、
5手目で藤井棋聖は、金上(相掛かり)、
角道(角換わり)どちらでしょうか?