王位戦

7/20(水)-7/21(木) 王位戦 第3局 藤井聡太王位 豊島将之九段 〇藤井王位 2-1に

速報ライブ 7/20(水) 7/21(木) 9時

 王位戦 7番勝負 第3局、藤井聡太王位と豊島将之九段の対局です。1-1のタイで迎える第3局、ここまでの2局は、いずれも先手が研究をぶつけてリードを掴み、そのまま押し切りました。まるでテニスのサービスゲームキープみたいな流れです。であれば、先にブレイクするのはどちらでしょうか。第3局は豊島九段の先手、キープするには周到な研究準備が必要ですが、第2局・第3局は中5日しかありません。それでも間に棋聖戦・第4局が割り込んでいる藤井王位よりはマシかもしれません。さて、豊島九段は第1局に続いて、周到な研究をぶつけられるでしょうか。それとも藤井王位がブレイクするでしょうか。
 藤井王位が勝って、2-1とリードしました。
 角換わりで始まった本局は、お約束の如く藤井王位が先に仕掛け、6筋の攻防となります。43手で豊島九段が意外な流れへと誘導し、後手の藤井王位には、攻撃法はあるが守備法が無い形となります。48手で意を決した藤井王位が激しい攻め合いの火蓋を切ります。2日目昼まで、僅かな藤井王位リードで進みますが、昼過ぎ、4時間大長考の豊島九段が勝負に出ます。AIも意見が割れる難解局面の中、豊島九段の勝負形に対し、藤井王位が適切に対応してリードを広げます。何とかアヤを求めた豊島九段でしたが、藤井王位が冷静に寄せ切りました。
 結局、豊島九段は、第1局で成功した深い研究をぶつける方法を取りませんでした。研究に頼らずに戦う方が、豊島九段の将棋観に合っているのでしょうか。
 正直、研究無しで藤井王位に勝てる人はいないと思いますが、それでも本局のような将棋を楽しみたいというのが、豊島九段の気持ちだったように感じました。

王位戦 7番勝負は、
・2日制 持ち時間 8時間
・開始:9時
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手

2日目
後手△藤井王位 先手▲豊島九段
 公式棋譜並べ
この下 勝率エリア 自動更新 終了

藤井王位、おめでとうございます
豊島九段、お疲れ様でした
▲投了 17:39
84手 △勝12手 △頭金

後手△藤井王位      先手▲豊島九段

83手 △勝13手 ▲同玉
82手 △勝14手 △桂成
81手 △勝15手 ▲同成桂
80手 2% △と払 2/1:02
 飛車を捨てても持ち歩があれば勝てる
 人間にはできない決断では
79手 3% ▲6辛抱 0:01
78手 8% △7垂 8/1:04
77手 8% ▲飛下段
76手 9% △謝歩
75手 10% ▲同飛 AI:64馬
74手 15% △銀出 6/1:12
73手 16% ▲飛2筋
72手 17% △桂打 9/1:18
71手 18% ▲同金 34/0:02 AI:28飛
 これが決め手になったでしょうか
 AIも困る高度な駆け引きだったのでしょう

後手△藤井王位      先手▲豊島九段

 4時間長考後、初めて時間を使う豊島九段
 即ち、69手まで豊島読み筋だったが、
 70手で藤井王位が外してきた模様
70手 35% △8垂 9/1:27 AI:76桂打
 連盟と当AIが同意見
 ABEMAと藤井王位が別意見
 どっちが正しい?
69手 26% ▲同歩
68手 26% △同歩 25/1:36
 同歩以外は全て大逆転でした
67手 25% ▲桂打
 強襲勝負、これも4時間中の読み筋?
 59手も63手もここに導くストーリー?
66手 27% △同銀
65手 28% ▲同銀
64手 29% △桂打 13/2:01
 同金直を予想していたのか、
 13分考えてキッパリ軌道修正。
 この辺りが藤井王位の強さ。
63手 30% ▲同金右 AI:同金直
 ノータイムで指してしまった。
 4時間長考中の読み筋だったので
 しょうか。ならばここが読み違い?
62手 38% △7成 2
61手 38% ▲同歩
60手 39% △飛先 40/2:16
59手 39% ▲角成 183/0:36 AI:24歩
 休憩含めると4時間の大長考、
 将棋連盟AI最善手ですがABEMAは酷評。
 中間評価の当AI読み筋は、
 寄せ合いとなり、後手の寄せが速い模様

後手△藤井王位      先手▲豊島九段

 昼食休憩
 ここは手が広いかもしれず、
 違う形で寄せ合いに進みそうな流れ。
 しかもAIによって言うことが違っています。
 大長考する豊島九段、(昼休前まで100分)
 昨日は2時間差あった残り時間が逆転。

58手 43% △入城 13/2:56
 研究ではない難解局面なのに、
 大半最善手の応酬をする二人

57手 44% ▲6成 34/3:39
 54手からここまで1本道ですが、
 豊島九段は34分何を考えていた?
 59手で悩みそうだったから?
56手 44% △7突
55手 45% ▲桂成 2
54手 46% △飛上 3
53手 45% ▲桂跳 29/4:15
52手 43% △7突 24/3:12
 将棋連盟もABEMAも勝率が揺れています。
 AIも迷う難解局面です。
 51手を昨晩予想していたはずの藤井王位が
 24分考えたのは、仕方ないところ。
51手 42% ▲飛3筋 63/4:44
 封じ手は、桂馬を助ける手
 勝率は▲29飛より少し下がりましたが、
 流れが変わるのでどちらが有利か不利かは
 難しいところ。

皆さん、おはようございます!

1日目
後手△藤井王位 先手▲豊島九段
 公式棋譜並べ
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▶51手目が封じ手に
 1時間近く考えたのに、
 18:00を6分過ぎてから封じた豊島九段。

50手 45% △銀打 40/3:36
 研究では無いのに最善手で進む
 この二人の恐ろしさ

後手△藤井王位      先手▲豊島九段

49手 45% ▲角打 2
 角打には角打、角換わりの常道
48手 46% △角打 81/4:16
 さあ、激しい攻め合いの始まりです。
 将棋の一番の醍醐味かもしれません。

47手 45% ▲桂打
 銀取や飛金両取を狙う手、
 43手でこの構想を立てたのでしょう。
 後手の角打から激しい攻め合いへと進んで、
 その攻め合いが豊島九段の本望でしょうか。
 勝敗よりも、どういう将棋を楽しめたか。
 藤井王位は豊島九段と似てる所があるので、
 その意を感じ取って、
 精一杯攻め合う方法を長考中。

46手 47% △金引 9/5:37
45手 46% ▲同桂
44手 47% △桂成 8/5:46
43手 46% ▲金叩 46/5:49
 長考で66銀・同銀どちらでも無い激しい手
 この手が本局の流れを決めたかも
42手 51% △同桂 21/5:54
41手 51% ▲同歩 30/6:35

 昼食休憩
 1日目昼食休憩時点で、第1局48手
 第2局53手なので、較べてスローペース。
 時間の使い方から、どちらの研究でもない、
 豊島九段は、それでも勝てる算段をつけた
 のでしょうか。あるいは、研究に頼るのは
 本望ではないのでしょうか。

40手 51% △6突 21/6:15
 催促に応じて?仕掛けた藤井王位

後手△藤井王位      先手▲豊島九段

39手 52% ▲金寄 31/7:05
 「藤井さん、どうして今日は仕掛けて
 来ないんだ」みたいな雰囲気でしょうか
38手 51% △9筋 3/6:36
37手 51% ▲9筋 4/7:36
 やっと9筋ついた豊島九段
36手 50% △金上 39/6:39
 39分考えて、仕掛けより駒組優先
35手 50% ▲金上 5/7:40
 藤井王位の誘導で、右金が中央に上がる
 ちょっと古めの形ですが、割と普通の
 角換わり腰掛銀で進んでいます

34手 50% △玉左 17/7:18
 17分考えて普通に玉寄り。先手が6筋突いて
 いるので藤井王位の右桂跳はありませんが、
 何かの仕掛けを考えているのでしょうか
33手 50% ▲玉左 4
32手 50% △腰掛銀 3
31手 51% ▲玉左 1
 第1局は、先手豊島九段の9筋突き越しから
 藤井王位が右桂跳で仕掛けたのが特徴ですが
30手 52% △玉左 15
 15分考えて普通に玉寄り。第1局に似ている
 のを警戒しているのでしょうか
29手 50% ▲金上 1
28手 51% △銀直 2
27手 50% ▲腰掛銀 1
26手 51% △6筋
 相腰掛銀模様
25手 51% ▲銀上 1
24手 52% △金上
 右金を中央に、ちょっと古い形
23手 51% ▲6筋 5
22手 50% △右桂 2
21手 50% ▲4筋 1
 腰掛銀模様
20手 51% △7筋 2
19手 50% ▲右桂 1
18手 51% △銀上
17手 51% ▲3筋
16手 51% △矢倉銀 1
15手 50% ▲銀直
14手 51% △1筋
13手 51% ▲1筋
 ここまで標準手順
12手 51% △銀上
11手 51% ▲同銀
10手 51% △角交換
 角換わり
9手 51% ▲銀上
8手 50% △角道
7手 51% ▲角上 
6手 51% △金上
 いいですね
5手 51% ▲角道
 角換わりにしましょう
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先

 皆さん、おはようございます!