形勢速報 11/8(火) 9(水) 9時~
竜王戦 7番勝負 第4局、藤井聡太竜王と広瀬章人八段の対局です。ここまで2-1の藤井竜王、ここで勝つと防衛に王手がかかります。この第4局と同じ先手番の第2局では、広瀬八段が事前研究で作り込んだシナリオのまま進むも、2日目午前中のリスクを取った指し回しでシナリオを外し、2日目午後からは圧倒して勝ちました。この第4局でも同じ流れとなるでしょうか。一方の広瀬八段は、後手番ではありますが2勝目をあげて追いつきたいところです。第2局・第3局ともに、シナリオを外された後に大きく崩れているので、その対策を立ててきているでしょうか。7番勝負で藤井竜王から2勝した人はいませんが、広瀬八段はなんとかしたいと思っているのでは。さて実戦はどうなるでしょうか。
藤井竜王が勝って3-1とし、2連覇まであと1勝としました。角換わりで始まった本局は、広瀬八段が研究を仕掛けますが、1日目午後から未知の局面の読み合い勝負へと進みます。
藤井竜王がリードを掴みかけますが、広瀬八段が局面複雑化で対抗し、互角のまま1日目が終わります。
2日目、優勢気味になる藤井竜王ですが、広瀬八段の複雑化で緊迫した局面が続きます。しかし午後になって広瀬八段が作った隙を的確に突く藤井竜王、みるみる優位を築いて押し切りました。
概ね似たパターンが3局続きましたが、集中力が2日目午後までしっかり続く藤井竜王の抜群のスタミナが大きな要因となっているようです。
竜王戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃

2日目
後手△広瀬八段 先手▲藤井竜王
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藤井竜王、おめでとうございます
広瀬八段、お疲れさまでした
△投了 15:21
95手 99% ▲角打

94手 99% △飛8
93手 99% ▲馬払
92手 99% △同玉
91手 99% ▲玉叩 1
90手 98% △同馬 2 AI:78香打
89手 95% ▲馬引 4
攻防手で確度を上げる藤井竜王
88手 96% △3底 25/1:39 AI:34馬
87手 92% ▲桂打 6/2:05
先手はカナ駒取りながら
攻めを持続できますが、
後手は駒不足で攻めが途切れそうです。

86手 91% △同銀
85手 90% ▲と突
84手 89% △香払 3
83手 88% ▲銀引 5/2:11
82手 87% △角成 10/2:07
81手 86% ▲と引 10/2:16
80手 85% △玉右
79手 85% ▲2成
2日目午後も高い集中力の藤井竜王
78手 85% △角打 34/2:17 AI:41玉
速度差が開きました。
2日目午前まで良い勝負をしても
2日目午後に崩れてしまう広瀬八段
77手 76% ▲2叩 23/2:26
読めると一気に行く藤井竜王ですが、
さてどうなるでしょうか。
昼食休憩
ここまで広瀬八段の複雑化が成功して
藤井竜王は攻め筋を読み切れなかった
ようです。が、76手で藤井竜王に
攻め筋が見えてきたかもしれません。
76手 76% △桂跳 1 AI:42玉
速度差が開いたかもしれません
先手は2筋攻略で後手玉挟み撃ち

75手 68% ▲馬引 16/2:49
74手 68% △飛下段 72/2:52 AI:85歩打
手が広いと読みが分散してやってしまいがち
ただし依然難解局面で、
藤井竜王も簡単には攻め込めません。
73手 57% ▲同金 7/3:05
藤井竜王が最善手でなく駆け引きするのは
読み切れずに苦労している時のようで。
72手 57% △8打 1/4:04 AI:35歩
71手 55% ▲と払 60/3:12 AI:36飛
勝率が乱高下しましたが、
守って局面容易化したい藤井竜王、
(事件が起きにくくなる)
攻め合いで局面複雑化したい広瀬八段、
(事件が起きやすくなる)
の駆け引きでこうなるのでしょう。
70手 69% △4成 1 AI:35歩
守らず攻め合う広瀬八段。
藤井竜王は3筋突破のチャンスですが
広瀬八段もと金と角打で先手玉に圧力可。
勝率は開き始めましたが、速度差は僅差、
1手逆転の展開に。AIが速度差表示して
くれたら緊迫度が伝わるのですが。
69手 62% ▲同金
68手 62% △8成 21/4:06
67手 61% ▲飛3 1/4:12
AI読み筋は、広瀬八段の8筋反撃の後、
後手玉頭で激しい攻防。先手が少し速い。
66手 61% △飛叩 23/4:27 AI:87歩成
先手飛車への圧力で自陣防衛する広瀬八段
1日目は、広瀬八段が再び事前研究
シナリオをぶつけてきましたが、
昼頃には外れたようです。
藤井竜王がリードを掴みかけましたが、
広瀬八段が複雑化で対抗、
互角の難解局面へと進みました。
1日目
後手△広瀬八段 先手▲藤井竜王
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▶広瀬八段が66手目を封じ手に
65手 53% ▲同香 AI:86歩
簡単には行かないようです
広瀬八段には8筋反撃があります

64手 59% △同歩 3
63手 59% ▲2突 21/4:13
62手 59% △8突 36/4:53 AI:37角打
藤井竜王は右側攻略チャンス
61手 57% ▲金引 60/4:34
60手 57% △桂打 58/5:29 AI:86歩
これも意外な桂打で複雑化狙いでしょうか。
お互い未経験の局面で読み合い勝負に。
であれば藤井竜王の力が発揮されます。
59手 51% ▲香打 19/5:34
意外だが確実な右側攻めを選択
58手 53% △4突 20/6:27
57手 53% ▲3突 57/5:53
57分考えた藤井竜王、後手玉頭攻略を
読んだでしょうか。いずれ馬切る?
昼食休憩
4局続けて広瀬八段がシナリオに乗せてきた
様に見えます。しかし今回の広瀬八段は
時間を沢山使って予定通りでは無い気配。
56手 53% △雁木銀 45/6:47
45分考えて3筋守りました。
この形に誘ったはずの広瀬八段ですが、
予定通りではないのでしょうか?

55手 52% ▲3突 32/6:50
32分考えて最善手で攻める藤井竜王。
香を持っているので△同歩には▲垂香
54手 52% △6払 1
53手 52% ▲香払
52手 52% △金引 1
51手 52% ▲角成 1
50手 52% △桂払 1
49手 52% ▲6垂
48手 52% △飛5 1
47手 52% ▲角打 1
46手 52% △同金 1 AI:62金
45手 51% ▲6突
後手金が上がった6筋攻める藤井竜王
44手 51% △4筋 1
43手 51% ▲6突
42手 52% △銀引 1
41手 52% ▲桂跳 4
40手 52% △6突 2
ここで仕掛けた広瀬八段
39手 52% ▲6筋 1
38手 52% △右桂 8/7:41
37手 52% ▲玉左 17/7:29
17分考えて、6筋飛車回りの準備
36手 52% △金上
右金が玉から離れて右側に上がりました。
広瀬八段の今日の作戦でしょうか。

35手 51% ▲腰掛銀 5
34手 51% △玉左 1/7:49
33手 51% ▲飛下段 5/7:51
32手 51% △腰掛銀 2
去年の叡王戦第3局▲藤井-△豊島
によく似た進行
31手 51% ▲玉左 1
30手 51% △金寄 4
普通に指し進める広瀬八段
29手 50% ▲9筋
28手 50% △9筋
27手 50% ▲1筋
26手 50% △1筋 2
25手 50% ▲金直 1
24手 50% △7筋
23手 50% ▲銀直
22手 51% △玉上
21手 50% ▲右桂
第2局では10手目でひねった広瀬八段
ですが、今日は普通に進めています
20手 50% △銀直
普通の角換わりで進んでいます
19手 51% ▲3筋
18手 50% △6筋
17手 50% ▲金上 1
16手 50% △銀上
15手 51% ▲4筋
14手 51% △矢倉銀
13手 51% ▲銀上 1
12手 51% △銀上
11手 51% ▲同銀
10手 51% △角交換
角換わり
9手 51% ▲銀上
8手 51% △角道
7手 51% ▲角上
6手 51% △金上
とりあえず同調した広瀬八段
5手 51% ▲角道
角換わりに誘った藤井竜王
4手 51% △飛先 1
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先 1
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます!
今日の戦型は何になるでしょうか。