形勢速報 10/21(金) 22(土) 9時~
竜王戦 7番勝負 第2局、藤井聡太竜王と広瀬章人八段の対局です。第1局はシナリオが決まった広瀬八段の勝利。藤井竜王は最後まで広瀬シナリオを解読できず、終盤は勝負形に持ち込もうと粘り続けますが、逆転筋を見つけられずに敗れました。永瀬王座との棋聖戦・豊島九段との王位戦と同じ出だしとなりました。普段は相手の作戦を受けて立つ藤井竜王ですが、棋聖戦・王位戦の第2局では相手シナリオを防ぐ為に、自ら積極的に形を主導して行きました。藤井竜王が先手となるこの竜王戦 第2局でも、積極的に主導するでしょうか。これまでの流れからすると角換わりの可能性が高いですが、後手の広瀬八段が横歩取り等に誘うでしょうか。注目の第2局です。
藤井竜王が勝って1-1のタイにしました。
角換わりで始まった本局は、後手の広瀬八段が再びシナリオをぶつけます。
またも解読に苦労する藤井竜王でしたが、2日目の朝、シナリオ外しに成功します。
ここで難解局面の読み合い勝負となります。
こうなると抜群の強さを発揮する藤井竜王、みるみる優勢を築き、夕方、正確に寄せ切りました。
広瀬八段は、もう少しシナリオを充実させれば、勝てるチャンスがありそうでした。
竜王戦 7番勝負 | |||||
4 | 藤井聡太 竜王 | 広瀬章人 八段 | 2 | ||
第1局 10/7(金) 10/8(土) | ● | 角換わり 107手 広瀬シナリオ 炸裂 | 〇 | 渋谷区 セルリアン タワー能楽堂 | |
第2局 10/21(金) 10/22(土) | 〇 | 角換わり 105手 広瀬シナリオを 外した藤井竜王 | ● | 京都府 京都市 仁和寺 | |
第3局 10/28(金) 10/29(土) | 〇 | 相掛かり 112手 広瀬シナリオを 外した藤井竜王 | ● | 富士宮市 割烹旅館 たちばな | |
第4局 11/8(火) 11/9(水) | 〇 | 角換わり 95手 | ● | 福知山市 福知山城 天守閣 | |
第5局 11/25(金) 11/26(土) | ● | 相掛かり 133手 | 〇 | 福岡県福津市 宮地嶽神社 貴賓室 | |
第6局 12/2(金) 12/3(土) | 〇 | 角換わり 113手 | ● | 鹿児島県 指宿市 指宿白水館 | |
第7局 12/14(水) 12/15(木) | 甲府市 常磐 ホテル | ||||
先手 | 後手 |
1 | 棋聖戦 | 3-1 | 渡辺棋聖 |
2 | 王位戦 | 4-0 | 木村王位 |
3 | 棋聖戦 | 3-0 | 渡辺名人 |
4 | 王位戦 | 4-1 | 豊島竜王 |
5 | 叡王戦 | 3-2 | 豊島叡王 |
6 | 竜王戦 | 4-0 | 豊島竜王 |
7 | 王将戦 | 4-0 | 渡辺王将 |
8 | 叡王戦 | 3-0 | 出口六段 |
9 | 棋聖戦 | 3-1 | 永瀬王座 |
10 | 王位戦 | 4-1 | 豊島九段 |
11 | 竜王戦 | ?-? | 広瀬八段 |
竜王戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃
評価値を勝率%に変換しています | ||||||||||||||
△後手 | ▲先手 | |||||||||||||
勝x手 | 勝勢 | 17% | 優勢 | 30% | 有利 | 42% | 互角 | 58% | 有利 | 70% | 優勢 | 83% | 勝勢 | 勝x手 |
2日目
後手△広瀬八段 先手▲藤井竜王
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藤井竜王、おめでとうございます
広瀬八段、お疲れさまでした
△投了 16:21
105手 99% ▲銀打

104手 99% △歩合
103手 99% ▲角打 4/1:06
102手 99% △銀打
101手 99% ▲同飛 2/1:10
100手 99% △同金 1/1:38
99手 96% ▲桂打 1
98手 95% △玉左
97手 95% ▲玉叩
96手 95% △同玉
95手 95% ▲同歩成
94手 95% △同銀 18/1:39
93手 95% ▲銀打 15/1:13
15分考えて、寄せに入った藤井竜王
92手 95% △角打 7/1:57 AI:57銀打
先手はここで受けを手抜いて
寄せる手順があります。
慎重な藤井竜王は39飛と受けるでしょうか

91手 80% ▲同飛 7/1:28
90手 80% △飛叩
89手 79% ▲同飛 3
88手 79% △飛叩 1
87手 78% ▲玉左 6/1:38
86手 78% △桂打 2
攻め続ける広瀬八段
攻めが切れると寄せられそうです
85手 77% ▲同玉
84手 76% △銀直
83手 75% ▲同飛 5/1:44
82手 74% △飛叩 27/2:07
81手 73% ▲金寄 2
80手 73% △同銀 5/2:34
79手 72% ▲同銀 6/1:51
78手 72% △角交換 1
77手 72% ▲同金 18/1:57
76手 71% △角支
75手 70% ▲飛3 2
74手 70% △角打 9/2:40 AI:66歩打
寄せ合いで、先手がかなり速い。
難解局面の読み合い勝負だと
抜群の力を発揮する藤井竜王。

73手 55% ▲8辛 3/2:17 AI:45角
72手 60% △飛出 28/2:49 AI:31桂打
寄せ合いで先手が速い
昼食休憩
71手 56% ▲金直 3
飛車の働きの差で先手が指しやすそうです。
藤井竜王の59手8垂は勝率を下げましたが、
こうしてみると相当な牽制になっています。
広瀬八段はシナリオに先手飛車を弱める
△37桂打が入っていなかったのが残念。
70手 56% △銀打 26/3:17
69手 56% ▲角打
68手 56% △同金 1 AI:23金
67手 52% ▲3突 1
66手 52% △4成 4/3:44 AI:84飛
65手 48% ▲銀出 33/2:24
藤井竜王のこのリスクを取った積極策が
この後の流れを変えるかもしれません。
これで今後藤井優位となったなら、
AI最善手でなく、渡辺名人みたいに主導権を
取るための指し回しがうまいということに。
64手 48% △銀上 3
63手 47% ▲3突 5/2:57
62手 47% △金寄 3
攻め合いで、速度も拮抗
61手 47% ▲4叩 12/3:02
60手 47% △4筋 59/3:54 AI:37桂打
広瀬シナリオを外れた模様。であれば、
お互い未知の難解局面での読み合い勝負に
59手 41% ▲8垂 9/3:14 AI:44歩打
攻め合いで後手が速そうです
藤井竜王は、まだ解読できていない模様
しかしこれでシナリオを外せるでしょうか

58手 48% △8突 14/4:53
57手 48% ▲銀引 4/3:23 AI:65銀
これも意外な手
56手 54% △桂払 32/5:07 AI:86歩
意外な手
1日目は角換わりから、後手の広瀬八段が
再びシナリオをぶつけてきました。
藤井竜王は解読に苦労しながらも、
夕方にシナリオ外しを試みました。
外せたかどうか分からない状況で
1日目が終わりました。
1日目
後手△広瀬八段 先手▲藤井竜王
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▶広瀬八段が56手目を封じ手に
55手 47% ▲銀出 31/3:27
攻め合いを続ける藤井竜王
54手 47% △8継 77/5:39
77分考えてAI最善手、
或いは考えたフリでシナリオ通り?
53手 47% ▲銀打 87/3:58 AI:66歩 66角打
87分考えて、
広瀬シナリオ外しを試みる藤井竜王

52手 49% △桂跳 6:56
対する先手は▲66歩 ▲66角打どちらでも
後手の反撃が有効そうに見えます。
51手 48% ▲同歩
50手 49% △8突 2
49手 49% ▲同銀
48手 49% △同銀 13/6:58
47手 49% ▲銀突
攻め合いは後手の先手玉頭攻撃の方が
威力があるように感じられます
46手 49% △同歩 1
45手 49% ▲2突 34/5:25
34分考えて攻撃継続する藤井竜王
昼食休憩
第1局に続いて第2局も広瀬シナリオ
藤井竜王は今度こそ解読して
主導権を握れるでしょうか
44手 49% △桂叩 1
シナリオで最善手を指し続ける広瀬八段
読む力で最善手を指し続ける藤井竜王
43手 49% ▲銀出 20/5:59
42手 49% △金寄 23/7:13
23分考えて普通に金寄
第1局でも、恐らく知っている局面で
そこそこ時間を使っていた広瀬八段
シナリオ外れたタイミング隠しでしょうか
41手 49% ▲同桂 3
40手 49% △同歩 3
39手 49% ▲4突 59/6:22
59分考えて仕掛けた藤井竜王
広瀬シナリオを解読できたのでしょうか

38手 51% △玉左 9/7:39
ここで藤井竜王が長考
先手は桂跳から2筋突破のチャンスがあるが
後手も先手陣右辺攻略が可能であり
攻め合いでどちらが有利か難しい判断
37手 52% ▲腰掛銀 15/7:21
15分考えて、相腰掛銀に
36手 52% △9筋
広瀬シナリオの気配に考え中の藤井竜王
35手 51% ▲1筋 3
34手 51% △1筋 2
33手 52% ▲9筋
32手 52% △飛下段 2
31手 51% ▲飛下 2
30手 52% △玉左
29手 51% ▲金直
28手 52% △金直
27手 52% ▲銀直
26手 52% △4筋 1
25手 52% ▲右桂 3
24手 53% △腰掛銀
23手 52% ▲3筋 1
22手 52% △銀直
21手 52% ▲玉左 1
20手 52% △右桂 1
19手 51% ▲4筋 3
18手 52% △6筋 1
33金なのに腰掛銀調、前例見あたらず
大舞台18手で前例無しは、相当な研究手
17手 52% ▲銀上 9/7:49
16手 52% △7筋
15手 52% ▲金上
14手 53% △銀上
13手 52% ▲矢倉銀
12手 52% △同金
銀の代わりに金
11手 52% ▲角交換 2
角換わり
但し先手一手損みたいな感じに
10手 52% △角上 1
広瀬八段がひねってきました
いくつか前例がありますが、
大舞台では初めてでしょうか
9手 51% ▲銀上
ここまで角換わり標準手順
8手 51% △角道 2
7手 51% ▲角上
6手 51% △金上 1
角換わり了承
5手 51% ▲角道
角換わりの誘い
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先 1
1手 51% ▲飛先